唐突ですが、昭和45〜49年にNHKで「ステージ101」という番組をやっていたのを憶えている人はいませんか？40代以上の人はたいてい記憶の隅にあると思います。当時小学生だった小生は、何気にテレビのチャンネルを3に合わせて見てました（広島でNHKは3チャンネルです）。

大学生ぐらいのお兄さん、お姉さんが大勢出てきて、オリジナルの歌を歌う。それまで聞いていた歌謡曲とはまったく違う雰囲気の曲ばかりでした。調べてみると上條恒彦、太田裕美、田中星児、谷山浩子の方々はこの番組から世に出て行ったようです。
確かに「旅立ちの歌」（上條恒彦と六文銭）や「涙をこえて」などの名曲は、この番組を見ていたから憶えているのだと思います。それでこの「ステージ101」をグーグルで検索してみたら、最終回の放送の一部が「You tube」に投稿されていました。http://jp.youtube.com/watch?v=alMSXTYLQpM&;NR=1

おお！懐かしい…あの塩見大二郎さんがMCやってます。（彼は広島カープの応援歌を歌ってます）最後のステージはあの名曲「涙をこえて」（かぜ耕二作詞・中村八大作曲）を歌っています。心の中で♪♪明日があかるく光る♪♪…おおそうです、この曲です。実は過去に一度カラオケで歌ったことありますが、イントロが出てきて練習しなくてもすぐに歌えました。やはり記憶に残っていたからでしょう。最初から最後まで覚えてました。

この曲の動画を見ていた小生は、なぜかPCの画面を見ながら「号泣」してしまいました。理由もなく涙が溢れてきたのです。もうほっぺたは涙でベチョベチョになっていました。
やはりその当時は何気に見ていた番組でしたが、名曲は心に刷り込まれていくものです。この曲を35年経った今、あらためて聞くと、中年オヤジ（私）は泣いちゃうんですよね。多分他人が側にいても泣いたと思います。

ひとしきり泣いた後は放心状態、「なんでこんなに泣けてくるんだろう？」と自問自答しながら、感動に浸ってしまいました。
同世代のみなさん、この番組の記憶を呼び覚ましてみませんか？
私は早速、NHKが発売しているこの番組のオリジナル曲のCDを購入してしまいました。トホホ…

このシーンを見て、昭和20〜26年生まれのいわゆる「団塊」おじさん、おばさんに小生の世代は大きく影響を受けていると、思い知ったのであります。感動しました！